東京ダーツ協会 競技会規則
この競技会ルールは東京ダーツ協会(以後T・D・Aという)の競技委員会及びリーグ運営委員会において立案し理事会の承認を受けて決定する。
- 第1項
- このルールはT・D・Aが開催する全ての競技会において適用する。
- 第2項
- T・D・Aが主催する競技会又は公認競技会等の開催及び新設等の決定権は 競技委員会及びリーグ運営委員会に帰属する。
- 第3項
- 上記第2項により決定された事項は、理事会の承認を受けなければならない。
- 第4項
- T・D・A競技会
T・D・Aで開催する各競技会は、競技委員会が主管運営にあたる。
- 第5項
- 地区及びベニュー競技会
各地区、及び各ベニューで開催する競技会は、T・D・Aが主催し、主管運営は開催地区及び各ベニューが行う。
- 第6項
- 出場資格選手
全ての競技会において、出場資格選手の決定権は競技委員会に帰属する。
- 第7項
- 選手責任
全ての競技会において、選手は自己の責任において競技会に参加しなければならない。
- 第8項
- 厳守事項
全ての競技会において、選手は本競技会が認定する主管本部と競技役員の管理と指示に基付いて競技を行わなければならない。
- 第9項
- 競技規則
全ての競技会において、選手は別に定める競技規則及びそれに追加された規則を守らなければならない。
- 第10項
- 試合の停止
競技委員会は、全ての競技会における選手の重大な違反行為に対し、試合停止の処置を行う権限がある。
- 第11項
- 退場
競技委員会は、全ての競技会における選手及び観衆の重大な違反行為に対し、競技会場よりの退場を命ずる権限がある。
- 第12項
- 出場資格の停止
競技委員会は、全ての競技会における選手の重大な違反行為に対し、出場資格を一定期間停止する処置を行う権限がある。
- 第13項
- 競技規則
別に定める
- 第14項
- ルールの施行
競技会ルールの施行に必要な事項は、別に定める。
東京ダーツ協会 競技ルール
この競技会ルールは東京ダーツ協会(以後T・D・Aという)の競技委員会及びリーグ運営委員会において立案し理事会の承認を受けて決定する。
- 第1項
- 用具及び設備
- ダーツ…ダーツの矢の長さは30.5cm以内とし、重さは50g以内とする。
- 競技会においては、公認ダーツボードを使用しなければならない。
- 設置するボードの高さはボードの中心から床までの高さを173cmとする。
- ダーツボードの20がトップセンターであり、シングルの色の暗いほうを20とする。
- 照明は試合の進行に支障のない明るさを必要とし、投げる時の妨げにならない位置に据え付ける。
- スローイングラインはダーツボード面に平行であり、ボード面から垂直線を床上まで引き、その線より237cmの位置にスローイングラインの後端があるように設置する。スローイングラインの長さは、61cm以上にする。
- Oche(オキ、ホッケイ、スローイングラインの上に固定する一段高い仕切り板)を設置することもできる。設置する場合、高さ3.8cm以上、長さが61cm以上で、Ocheの後端がスローイングライン後端と一致するように設置する。
- 原則としてダーツボードの近くに、投げている選手にはっきり見えるようにスコアーボードを表示する。
- 第2項
- 投げ方
- ダーツは手で投げること。
- ダーツを1本ずつ3本投げ、それを1ワンスローとする。但し3本のダーツ以下でゲームが、またはレッグが終了したときは3本投げる必要はない。また3本を必要としない競技もある。
- 試合においてスローイングは対戦相手と交互に行う。また個人戦以外においては各チーム内のスローイング順を守らなければならない。万が一順番を間違えた場合は間違えた時の得点は0点になる。
- ボードにささらず、落ちたり跳ね返ったダーツは、スタートを決めるときのミドルスロー及び制限内に終了できない試合のミドル勝負以外は再投できない。
- スローイングライン又は仕切り板(Oche)の後端から投げること。それよりも左右両側に出て投げる場合は、スローイングライン又は仕切り板の延長線より後ろから投げることができる。スローイングライン又は仕切り板の延長線より前から投げた場合はそのダーツのみ無効となる。
- 第3項
- 得点記録
- 一般
- 各競技のマーカー及びスコアラーは、トーナメントにおいて主催者の認定した者であり、リーグ戦においては、両チーム主将が承認した者であること。
- 最後の矢を投げ終わって、スコアラーが得点を記録するまでは矢はボードにささっていなければならない。
- 矢の先端がボードにタッチしていなければ得点にならない。ワイヤーの下をくぐって矢の先端が隣にタッチした場合、矢の先端で得点を決めるのではなく、ワイヤーをくぐり抜ける前のボードの得点をとる。
- マーカーが得点を確認するまでは、ボード上の矢に触れてはならない。記録された得点の確認は選手の責任であり、矢を抜いた時点で変更はできなくなる。
- スコアーボード上に記された得点数の計算間違いは、次の選手が投げる前に訂正されなければ、間違いのまま進める。
- 得点はマーカーによってスコアボードに記入され、マーカーがいない場合は選手によって記入される。
- マーカー、スコアラー、コーラーは、選手に得点及び残り点を教えることはできるが、フィニッシュの方法を教えることはできない。
- 501&1001競技
- ダーツボード上において、ダブルリング(外周のリング)とトリプルリング(内周のリング)の間、又はトリプルリングとシングルブル外周の間の範囲にダーツが入った場合、その範囲の外側に印されている得点となる。ダブルリングに入ったダーツは2倍となり、トリプルリングに入った得点は3倍となる。シングルブルに入ったダーツは25点であり、ダブルブルは50点になる。
- ダブルブルでスタート(ダブルスタートの場合)及びフィニッシュすることができる。
- その競技大会の規則によって、ストレートスタートかダブルスタートのどちらかに決まる。ダブルスタートでは選手はダブルリング又はダブルブルにダーツを入れなければスタートできない。ダブルスタートした時点より全て得点となる。
- レッグまたはゲームを終わらすためには、残りの点の半分にあたる得点のダブルに入れなければならない。
- ゲーム又はレッグにおいて、最初に必要なダブルをとってゼロにした方を勝ちとする。またフィニッシュしたあとの得点は数えない。
- 競技大会の規則によって301,501,1001その他の01競技レッグが可能である。得点は決められたXX01から差し引かれる。
- 選手が残りより多くの得点をした場合、または1点を残した場合、ダブル以外で残り点を0とした場合、バーストになる。バーストの場合は残り点は前回のままになる。
- フィニッシュにおいて矢は、マーカーがそれを記録するまでボードに刺さっていなければならない。コーラーがいる場合、フィニッシュにおいては、コーラーがそれを読み上げるまで、またコーラーがいないときはマーカーがそれを記録するまでダーツボードに刺さっていなければならない。
- 試合またはゲームは適当な時間で終わるためにダーツ数を制限することがある。
- 501ゲームのレッグはリミットを45ダーツ(15スロー)とする。
- 競技会規則によって別の制限をつけることは可能である。
- トーナメントの決勝戦は原則としてノーリミットとする。
- リーグ戦においてチームゲームはリミットを120ダーツ、シングルスゲーム、ダブルスゲームは45ダーツとする。
- リミットに達したとき、先にリミットに達した選手又はチームがミドルに1本のダーツを投げ、次にもう一方が1本のダーツを投げる。(ミドルに近い方が勝ち)ダブルスゲーム又はチームゲームにおいては、該当試合出場者の誰が投げても良い。この時ミドルに投げたダーツがオンボードでなければささるまで投げ直さなければならない。それ以外の順番は試合開始のルールを適用する。
- ダブルスタートゲームにおいてはリミット以内にスタートをすることができなければ、すでにスタートをしている方の勝ちとする。また、両チーム共リミット以内にスタートが出来ない場合I)5)を適用する。